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具体的な目標設定の例

目標設定

こんばんは。

先日会社で伝え方についての研修を受けてきました。その中で目標設定を見直す時間があったため、自戒の意味を込めて目標設定に関する僕の理解を”具体的な目標設定例”も交え忘備録として残しておきます。

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〜目標〜

この目標という言葉は、言い換えれば理想の状態とか、ゴール”などの表現と同義。そして、目標を設定する際の条件は次の2つ。

①測定可能であること

②現実的であること

 まず、”測定可能にする意味は、目標が達成できたかどうかを評価するためだ。行動の結果を評価できなければ目標を立てる意味などなく、もし、目標に対して結果を評価できないのであれば曖昧な目標になっている可能性がある。ではどうすればいいのかと言うと、定量化する、つまりに変換することが挙げられる。

 次に、現実的であることの意味は、できもしない目標を立てないということ。会社に所属してると、ありえない目標がおろされてきて、やる気を失う社員が続出してることはよくある光景だが、せめて自分で立てる目標ぐらいこの状態を避けるべき。


 以上を踏まえ、わかりやすい身近な例を用いて具体的な目標設定をしてみることにする。仮に、普段、朝7時に起きてるAさんがいるとする。このAさんは、朝7時だと出社がギリギリになるため、もう少し早く起きたいと考え・・・

6時起き

 ”毎朝6時に起きる

という目標を立てたとする。この目標設定はどうだろうか?測定可能という意味では悪くないが、さらに具体的にできる。例えば、毎朝というのは、一週間でいうと7日間ある。しかし、Aさんがこの目標を立てた背景には、出社がギリギリだったという事情がある。とすれば、毎朝というのは、月~金の平日5日間だけでいいとも言える。

つまり、

月~金の5日間、毎朝6時に起床する

と表現した方が、より具体的になる。

 この形になると、起きれたか・起きれなかったかの2択で評価することができ、かつ、5日間という期限も加わり、理想の状態を定量で表すのなら”5回起床/5日間となる。また、現実可能かどうかという視点では、問題ないと考えられる。なぜなら、Aさんは毎朝7時に起きるのが現状であり、だとすれば、それを1時間早めるのは、1時間寝るのを早めれば睡眠時間を確保できる。もし、毎朝、9時に起きてるとするならば、3時間起床を早めることになる。これでは到底続くと思えない。無謀。

 ただし、ここで重要なのは、目標を立てた本人が本気でできると思っているかどうかという点だ。もし、自分が必ずできると思ってるならそれで問題ないと個人的には思う。一週間後に評価して、目標設定が高すぎたと気づいて修正すれば良いが、そこで挫折すると本末転倒なので、最初は背伸びしすぎないと言うことが重要だと思う。

〜結果(現状・事実)〜

 続いては”結果”について。結果は、目標を立てて1日後、一週間後、あるいは、1ヶ月後に評価する。先の例で言うと、早起きできたかできなかったか。できたなら◯、できなかったら×で評価する。仮に、一週間で、水曜日以外は全部起きれたとしよう。すると、評価としては、

月→◯

火→◯

水→×

木→◯

金→◯

となる。なので、定量としては、4回起床/5日中(達成率80%)となるわけだ。これが評価をするということ。

〜問題(結果と現状に存在するギャップ)〜

 問題とは、目標達成の弊害・障害となってる部分のこと。これは、しばしば課題と混同されがちなため、問題と課題の違いついては正確に理解しておきたいところ。これまでの続きで説明すると、目標は、月~金まで朝6時に起床すること。”結果”(現状)が、4/5(80%)。この時、達成率100%にすることが当初は理想の状態だったわけだ。つまり、理想と現実の間には”20%”のギャップがあり、これが問題(点)”と言える。さらに、目標達成を妨げたのは、水曜日”であり水曜日に問題があったということになる。

〜原因(抵抗要因・理由)〜

 問題点がわかったところで、その原因を知る必要がある。問題点は水曜日に6時起床できなかったこと。この問題を深掘りし、なぜ起床できなかったのか?を追求することが原因を探る作業にあたる。例えば、ここでの原因を、飲み会に参加したからとしよう。実際他の曜日で飲み会がなく起床できているのであればその原因分析は正しいのだと思う。ただし、注意点が一つあり、真の原因を見誤らないこと。仮に、飲み会が木曜日にもあったとして、金曜日には予定通り起床できたなら、飲み会に参加したからという原因は的外れといこうことになりそうだ。なので、もしかしたら、火曜日にあった飲み会では帰宅時間が遅かったとか、飲みすぎてしまったという可能性を考える余地がある。以上のように、原因を正確に把握することが、次の課題設定に活かされる。

結果と原因の3条件

ちなみに、結果と原因の関係には以下の3つの条件があるので、原因分析をする際には参考にすると良い。

①原因は結果よりも時間的に先行していなければならない(原因の時間的先行

②原因とみなされている現象も、結果とみなされている現象も、ともに変化しているのが確認できている(共変関係

③原因以外に重要と思われる他の要因が影響していない(他の条件の同一性

引用:知的複眼思考法より

〜課題〜

 これまでの説明で少しわかってきたと思うが、課題は、問題提起から原因分析を受け設定するものだ。そして、一旦話を問題と課題の違いに戻すが、問題と課題の順序関係は、問題の後に課題が来るということ。課題を設定してから問題を見つけることなどありえない。さらに言えば、問題と課題の間に原因が介在し、原因を受けて課題を設定するこができるという話になる。

 先の例で言うと、飲みすぎてしまったというのが原因であるならば、飲みすぎないようにすること”を課題として設定する。あるいは、帰宅時間が遅かったというのが原因であれば、飲み会があっても帰宅時間が遅くならないようにすることと課題を設定することができる。これが、課題だ。

〜対策(具体的行動)〜

 上記の課題を受けて、具体的に何をするか?課題をクリアするために何をするかを決めるのが対策。飲みすぎないことが課題であれば、ウーロン茶を飲むとか、3杯までにしておく事前にウコンを飲んでおくなどが対策に該当する。

〜結果(検証)〜

 最後は、対策が機能したかどうかを検証する。翌週にまた飲み会があったとしよう。そして、飲み会に対しては既に対策を講じている。前回と同じ条件であるにもかかわらず、翌日6時に起床することができたなら、この対策は有効だったと言える。逆に、対策を講じたにもかかわらず、それでも6時に起床できなかったとすると、真の原因は飲みすぎではなかったことになる。その場合は、問題提起と原因分析に戻る。以上を繰り返すことが、毎朝6時に起床するというパフォーマンスの質を向上させることに繋がるわけだ。

〜最後に〜

これまで例を下記にまとめておく。

【目標】(週5日 月ー金)朝6時に起床する

【結果】週4回6時に起床(事実)

【問題】水曜だけ朝8時に起床

【原因】飲みすぎた

【課題】飲みすぎないように自分をコントロールする

【対策】

・事前に友達に伝えておく

・飲んだ数をカウントしておく(3杯までにする)

・飲み会に参加しても酒を飲まない(ウーロン茶を飲む)

【結果】週5回6時に起床(達成率100%)

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