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人間関係を切ることは悪ではない、整理するということだ

人間関係を整理する

人間関係に疲れを感じていませんか?しかし、そんなしょうもない人間関係を切ろうとすることに対し、世の中には、それを「悪」だとか「子ども」だと意味をつける人がいます。

ですが、よく考えてみてください。

果たして本当にそうでしょうか?

そんなわけないですね。

それが「悪かどうか」は人それぞれです。

遠慮なく切りましょう。

むしろ「切る」とか言うからいけない。

「整理」です「片付け」なんですそれはね。

誰か(こんまり)が言ってました

片付けとは過去に片をつけること

そうです

ときめかない物は捨てましょう

人間関係の断捨離も同じ

基準はこれ

ときめき

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”整理”の意味

具体的な人間関係の整理方法に入る前に、まずは、”整理”という言葉を明確にしておかねばならないが、整理とは

乱れた状態にあるものをかたづけて、秩序を整えること。不必要なものを取り除くこと

とある。

一方で、辞書を引く前の僕の定義は、”何が、どこにあるのかを理解し、これから行おうしてる事の効率をあげ、不快感を排除するための手段”というのが結論であった。この2つを比べてみて、わかったことがある。僕の定義だと、”整理”の一部分しか表せていないということだ。定義の「効率をあげ、不快感を排除する」なる部分はおそらく間違ってない。なぜなら、整理とは、整理する事自体が目的ではなく、”整理”のその先に何かしらのアクションを見据えているから。そのため、僕が述べた定義では、前半に言葉が足りないように感じる。それは、辞書上の定義の”不必要な物を取り除く事”に該当する表現が抜け落ちてるからだ。故に、何がどこにあるかを理解するために物事の配置を決定することに加え、必要な物と不要な物を区別するという作業を加えれば良いのではないか?僕にはその2つがどちらも整理をするための具体的な取り組みのように感じる。すなわち、整理とは秩序を生み出すための手段なのである。

秩序とは?

となると、気になってくるのが”秩序”という言葉。一般的な意味は次の通り。①物事を行う場合の正しい順序・筋道。「秩序を立てて考える」②その社会・集団などが、望ましい状態を保つための順序やきまり。

なるほど。恥ずかしながら、秩序って辞書で調べたの初めてかもしれない。ここでのキーワードは、”規則性・ルール・きまり”などだと思う。つまり、冒頭で述べた”整理”の定義で述べられている”乱れた状態”とは、”規則性がない状態”をさすわけだが、まとめると、下記の通り。

・乱れた状態→物事に規則性がない状態

・かたづける、不要な物を取り除く→配置、配列、順序の決定や、不要と必要の基準を決定

・秩序を整える→規則性を持たせた状態

”整理”の意味を捉え直す

最後に、以上をまとめる。整理とは秩序を整えることであり、これから行おうとしてる事柄の効率をあげる為の手段である。秩序とは、物事が規則性に基づいて存在する状態のこと。規則性を生み出すためには、必要な物と不要な物を取捨選択したり、何がどこにあるかや、その並びを決定する方法がある。整理をすることは、無駄な時間を排除し、新たな時間を生み出すことに繋がる。その結果、生活に抱えていた不快感の排除にも繋がる

人間関係を整理するとは?

ここでようやく、人間関係の整理方法に話を戻すと、人間関係とは「人と人との間に存在する、利害関係」のことで、整理とは「ある規則性に沿って物事をわかりやすくする」ことと定義した。つまり、人間関係を整理するとは、「自分と他者の間にある利害関係を明らかにし、その利害をある規則性に沿って分類すること」と考えられる。では、規則性とは何か?という話になるが、それを理解してもらうのが今回のテーマ。

具体的な整理手順

人間関係を可視化するために、僕がやっている手順を残しておく。

コミュニティを捉える

まずは、自分が過去に携わったコミュニティを明確にする。小学校、中学校、高校、大学、職場A、職場B、職場C・・・・という感じ。できる事なら自分を中心に置き、一目で全コミュニティ可視化できることが望ましい。グーグルスライドで見本を作ったので参考にしてほしい。中身は以下の通り。

コミュニティ整理

ちなみに、僕のようにPC管理で、コミュニティを細かくすると、確実に一枚でまとめることは不可能なので、スライド1枚につき、1コミュニティにするとか工夫が必要。そして、こういう自分なりの決め事が、規則性を作る作業なわけだ。

登場人物をコミュニティ内に配置する

コミュニティを書き出したら、次にするのは、そのコミュニティで関わった人たちを、自分の記憶にしたがって配置していくこと。とにかく思い出せるだけ人物を列挙していく。

イメージ②

登場人物をかきだす

利害関係をとらえる

登場人物の列挙を終えたら、その中からコミュニティを1つピックアップし、関係性を具体化する。そして、関係性を具体化するために、事実・感情・思考・解釈を正確にに捉える作業が必要になる。そこで、その例を”優越感”と”恐怖”で成立したカップルを例え話にあげて説明したい。

数年付き合ったカップルの彼女が、ある日、勤めていた会社で急に残業を求められた。普段こんなことはなく、彼女は「仕事だから仕方ないか」とそれを引き受けるのだが、普段通りの時間に、帰宅しなかったことに彼氏が激怒。「そんな会社はブラック企業だから」と会社にクレームを入れる。彼氏の行動によって、会社に居づらくなった彼女は「会社をやめたい」と彼氏に伝えるが、「そんなことで辞めるな。根性なし」と言われる仕末。同僚や先輩から、避けられる日々が続き、彼氏に再度やめたい旨を伝えるも、それがきっかけで別れ話に発展。散々罵倒された後、「本当に別れるんだな?、許してほしい?、仲直りしたい?」という言葉を投げかけられる。しかし、彼女には、結婚願望があり「私には出会いもないし、この人を逃したら私をもらってくれる人なんていない」と考えているため、「悪いのは自分だ」と思い彼氏のこの言動で自分が謝りもとの関係に戻ってしまうのだ。

と、このような仮想の悩み設定を題材にして人間関係を整理する。

事実関係の整理

まずは、事実関係をシートのステップ②に書き出します。事実なので、実際に自分や第三者がとった行動をありのままに記述する。自分の主観や解釈は入れない。だだし、事実にも様々な種類があるので、いくつかに分類するのが望ましい。下記の例では①発言と、②出来事の2種類があります。また、時系列がわかるように番号もつけておくと後々わかりやすい。

事実関係の整理

自己の感情と思考を加える

続いて、この事実に対し、自分がどのような感情か思考を抱いたのかを書き込みます。下記のスライドでは、緑のボックス内に記述しました。

感情と思考

①彼氏が会社にクレームを入れた後、彼女は会社の人達から避けられるようになった(事実・出来事)②この出来事に対し、自分はもうこの会社にいたくないと感じ(感情)、③そのためにその旨を彼氏に伝えようと考え(思考)、④それを実行したわけだ。(事実・発言)そして、この場面で特に注目したいのは、”感情”の側面。なぜならば、”人間関係とは、その定義”によれば、”特に”その心理関係を重視しているからだ。

上記スライドで言えば、彼氏が会社に入れたクレームは、巡り巡って、彼女の内面に嫌悪や不快を生み出している。また、喧嘩直後の仲直りしたい?という脅しによって、彼女は、”恐れや不安”の感情も抱いている。これは、紛れもなく彼氏が彼女に対し不快感や恐れなど、負の感情を献上しているに他ならない。また、感情と思考は次の事実に繋がっていくため、この2つを冷静に見定めることが自分の行動を冷静に見定めることに繋がっていく。

他者への解釈を加える

自分自身を客観視したところで、次は、相手が引き起こした事実(発言や行動)に解釈を付け加える作業をおこなう。スライドには、黄色のボックス内に書き込みを入れた。

解釈

僕の解釈としては、この彼氏は、普段から彼女に苛立ちを感じており、その度に、優越感を得るために、一連のやりとりを繰り返してのだと思う。なぜならば、「仲直りしたい?許して欲しい?」という言葉には、”彼女が絶対に許しを乞うという確信を持っている”というニュアンスが含まれるからだ。

彼氏と彼女の対価交換を整理する

これで、このカップルがお互いに何を差し出して成立した関係なのかが明確になった。彼女は、彼氏に”苛立ち”と”優越感”を献上しており、逆に彼氏は”不快”と”恐怖”を献上している。そして、この関係性はバランスがとれていないと考えられる。なぜなら、彼氏は優越感というポジティブな感情を獲得しているが、彼女が獲得しているのは、不快感や恐怖などのネガティブな感情なだけだからだ。しかし、これはあくまで僕の主観による解釈であるため、当然物の見方に偏りはあると思う。故に、自分自身でこの作業を行い、利害関係を捉えていく必要がある。何故ならば、自分自身の情報を最も多く持っているのは自分自身だからだ。

まとめ

この一連の作業をまとめると以下のような手順になる。

①自分が関わっている(いた)コミュニティを列挙する

②人間関係を整理したいコミュニティを選択する

③そのコミュニティ内の登場人物を列挙する

④自分と個々人と利害関係を明確にする

今回は説明を簡略化するために、登場人物が少ない事例を選んだが、会社内や大学のサークル、バイトなどでは、人間関係が複雑に入り組むため、自分と個人の利害関係を明確にする作業を繰り返さなければならない。そうすることで、自分自身がどのようにそのコミュニティに関わるのか、その中の個人に関わるのかという具体的な部分が見えてくるからだ。もし、あなが、人間関係に悩みを抱えていて、「人付き合いが苦手だ」、「人付き合いが疲れる」とか、「友達と一緒にいるのも疲れる」という状況であるのならば、あなた自身がそこに向き合ってみてはいかがだろうか。

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