僕が販売してるコンテンツの一部公開します。今回は、社交術としての”ツッコミ”についてです。笑いという視点からコンテンツになりますが、根本的には人とのコミュニケーションを円滑にするためという前提があります。その点を踏まえてご覧ください。
下記動画は、記事を読む前と後で視聴してもらうと理解が深ります。1分程の簡単な動画です。
ツッコミってなに?
あなたは「ツッコミ」にどんなイメージを持ってるでしょうか。人それぞれ定義は違うと思いますが、一言で言うならば、『正解や常識を言うこと、あるいは、ボケを訂正する事』です。
構造・仕込み①ボケについて
さて、ここでツッコミの構造を知るためには、まず”ボケ”のことを説明しなければなりません。ボケを簡潔に述べると『相手に予想をさせて、その予想をはずす』ということです。そして、ボケというのはフリとオチがあって初めて成立します。「フリ」で予想させて、「オチで」予想をはずします。
例えば、『1+1は?』という問いかけがあったとして、どう答えればボケになるでしょうか?これがわかっていないと「オチ」を考えることはできません。なぜなら、ボケというのは、「2」(予想・正解)から大きく外してありえないと思わせることだからです。例えば動画では、「1億」という回答をオチにしてますが、その理由は、正解と間に大きな解離があるからです。それ故に、ありえないとわかる。つまり、オチとして採用候補に入れることができます。ちなみに、ボケについてもう少し詳しく知りたい方は”ボケる”パートをご覧ください。
構造・仕込み②ツッコミについて
そして、ここからが「ツッコミの説明」になります。あなたが「1+1は?」と質問し、相手が「1億」とボケました。ここで、あなたはツッコミを入れなければいけません。ツッコミの役割は何だったでしょう?「正解や常識を言う、ボケを訂正する」ことでした。つまり、「2だろ!!」とボケを訂正する作業をツッコミ側がしてあげるわけです。言わずもがな、ツッコミはこの「正解や常識」を知ってる必要があります。「1+1は?」の回答「1億」が、ボケだとわからない人はまずいないと思いますが、「え?そうなの?」と疑問を持つような人はツッコミにはなれません。だから、お笑い芸人のツッコミ役は、常識人や賢い人というイメージがつくのですね。
養われる力
ここからは持論ですが、ツッコミを学ぶと、「観察力、洞察力、傾聴力、論理的思考力」以上4つの力を養うことができると考えています。その理由は、ツッコミの必要性を考えるとわかります。そもそもが、お笑いのゴールは何かというと、”人を笑わす”事です。ということは、ツッコミもやはり笑わす事が目的なはずです。であれば、ボケだけで、笑いを生み出す事ができなかった場合にこそツッコミの存在意義あります。なぜなら、ボケだけで笑いが取れた時はすでに目標達成ができてるからです。逆に言えば、笑いが起きた場面では皆が思わずツッコミを入れたくなりますし、そこに我先にとツッコミを入れることはむしろボケを殺します。
ツッコミが必要な事例
では、ボケだけで、成立しないケースとはどんな場合でしょうか。それは、①ボケが滑った場合、②ボケがわかりづらい場合この2つです。その理由は先ほど言ったとおり、上記はいずれもボケで笑いが取れてないからです。笑いが起きた場合は、誰でもわかりますが、ボケが滑った時は、何がどうおかしいのかをわかってなければいけませんし、大前提に話を一言一句丁寧に聞いていなければいけません。また、ボケがわかりづらい場合は、発言や行動の真意を察する必要があります。故に、「観察力、洞察力、傾聴力、論理的思考力」以上4つの力を養うことができるのです。
相手の気持ちを知りたい方にオススメします 人間関係に悩みのある方におすすめです
コンテンツを購入頂いた方々の評価
しっかりとした内容を例を出しつつ、書いておられて、読み応えのある商品でした。
放送作家や、TV関係者の実用書は読んでいるが、彼らが言うことは大体一緒。なぜなら、そういう業界で勉強しているから。しかし、それらはTVよりの笑いだったりする。確かに参考にはなるが、たまに、んん?そんなこと言ったら(古くさい)とか(なに狙っちゃってんの?)とか言われるだろ!って思うことがあった。芸人ノリが難しい人だっているだろうに。
対してこちらは、そういった業界ではない人が笑いについて洞察したもの(だと思うたぶん)。よりリアルな世界よりだった。さらに、独創的。オリジナルさが際立っているものと感じられた。ツッコミについてのはずが、ボケについてもヒントを得られた。
こちらに載っているコツとか訓練を意識すれば、何気ないコミュニケーションからもユーモアを生み出すことになりそうだなぁ。