世の中の子育てを頑張っていらっしゃる奥様こんにちは
仕事で発達障害児をみている心理士の僕が
本日は『音声模倣(言葉をマネさせる)』のノウハウをご紹介しておこうと思います。
お子さんが次のいずれかに該当するなら
早めに音声模倣を取り入れておくことをお勧めします
①発語ないし発話が少ない
②発語はあるけど滑舌があまりよくない
③言葉の遅れを感じる
音声模倣とは
音声模倣とは何でしょうか?
音声模倣とは、相手の言った言葉をそのままマネさせる練習です。
YouTubeに良い動画があったので、引用させてもらいました。
どうででしょう、イメージつかめましたか?
色々とツッコミどころはあるのですが、応用行動分析で用いられる三項随伴性の枠組みに沿って考えると、次の通りです。
三項随伴性とがわからないという方は⬇︎⬇︎⬇︎を参照ください
この様に、子どもが幼いうちは
『あ』や『か』などの様に、一文字ずつ教えていくのが良いでしょう。
また、
冒頭にも述べたとおり、発話や発語の少ない子どもに用いることが多いですが
言葉のある子どもでも、会話の基盤として重要となるので、時間をかけてじっくり取り組みましょう。
音声模倣のやりかた
では、ここからその具体的なやり方についてお伝えしようと思います。
単音からはじめ、徐々に2音、3音と増やしいくことになりますが、
ここでは単音の教え方のみにとどめますね。
単音でランダムにマネさせる
はじめは、子供がマネできる音があるかどうか把握する必要があります。
一緒に生活してればある程度把握してると思いますが、
できるなら50音チェックリストを作ってその子の現状を正しく理解してあげるといいかもしれません。
先ほどの動画の様に、子供の正面に座り、口元をよく見せ、
『マネして〜』
『い』
といった感じで50音のいずれかの音を言います。
子供が似た音を返したら、褒めたり、その子が喜ぶことをしてあげて強化しましょう。
『強化』がわからない方は⬇︎⬇︎こちら
ただし、50音リストを作ると言いましたが、
”あ・い・う・え・お”の順番に練習しない様に注意が必要です。
順番だけを覚えて”あ”と言ったら、”いうえお”と機械的に発話する可能性があるからです。
一方で、記録を残す側からすると、やりづらくなるというデメリットがあるので、そういう時は、絵本を使いながらやるのがいいでしょう。
幼い子であれば、ページをめくることが強化子として機能することも多く
音声模倣の延長には『単語を適切に発話できる』というゴールがあるからですね。
また、単音よりも”ママ”や”パパ”のような連続音の方が言いやすい場合もあるので
色々試してみましょう。
「か行」が「た行」になる問題
子供によって、何が言えないかは異なると思いますが
僕が面倒を見てる子に「か行」が「た行」になりがちな子供がいたので次の動画を参考にしました。ST(言語聴覚士)によるレクチャー動画ですね。
「か」は「いびき」の音。いいですね。
実践してみると、「いびきのマネ」が子供によっては強化子になるのでなかなか有効ですよ
動画でABAを学んでみませんか?
この記事を読んでABA(応用行動分析)に興味を持って頂けたのであれば、ぜひ以下の動画コンテンツも参考にしてみてください。より深い知識が学べます。それではまた。