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時間的展望とは?〜インタビューにサークルテストを使うと面白い〜

この記事では「時間的展望」についてまとめています。

ただし、時間的展望を測る方法に「サークルテスト」なるものがありますが、それをインタビューツールとして使うことを中心に扱ってますんでよろしくどうぞ。

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時間的展望とは

Frankによれば、時間的展望は以下のように定義されます。

Frank(1939)は,時間的展望を,心理学的未来や過去を現在に関連づける 事態であると定義づけた 。そして個人の中の時間として,過去,現在,未来を区切り,それらを個別に扱うのではなく,一連の連鎖,連続性を設定して,相互関連性を検討することの重要性を述べている。

(引用:時間的展望と精神的健康ー過去、現在、未来から立ち現れる「現在の拡がり」より)

何にでも言えることですが、定義というのは、研究や書籍によって違ったりします。

ただ、ここではこの定義に則って話をしますね。

時間的展望をどうやってインタビューに用いるのか

では本題ですが、この定義がわかったところで、どうやってインタビューにおいて活用するのか?という話をします。

すでに触れましたが、「サークルテスト」を用います。

ちなみに、時間的展望を測定するためには、以下のような3つのツールがあるようです。

  1. 時間的展望体験尺度
  2. 時間的展望テスト(TPT
  3. サークルテスト

①と②は質問紙であり、③は投影法に位置付けられることと思います。

今回取り上げるのは、③ですが、これをインタビューの際の話を広げるためのきっかけとして使います。繰り返しになりますが、これでアセスメントしようなどということではありません。

サークルテストとは?

では、最後このサークルテストがどんなものか紹介して終わりにします。

まず、用意するものとしては、

紙と鉛筆を用意します。

そうしましたら、次のように教示します。

過去・現在・未来がそれぞれ円で表せると仮定して,あなた 自身の過去・現在・未来の関係について,あなたが感じていること をもっとも表すように3つの円を描いてください。描き方は自由です。異なる大きさの円を使っても構いません。描き終わったら,どの円が過去・現在・未来かがわかるように書き入れてください。

(引用:日高(2008),高校生と大学生におけるサークル・テストによる時間的展望の検討ー時間的態度と精神的健康との関連からー,神戸大学大学院人間発達環境学研究科 研究紀要第一1巻第2号より)

この教示によって出来上がった円を、「大きさ」や「配置」や「向き」などといった視点から分析していくのです。アセスメントならね。

ですが、質的研究におけるインタビューのツールとして使うので、それが「話のきっかけ」になればいいのです。

例えば、↓↓こんな感じに描く人がいたら

  • 「未来の円が一番大きいんですね」
  • 「どうして未来の円だけ離れてるんですか?」

とか聞けばいいし、あるいは↓↓こんな感じなら

  • 「どうして縦に描いたんですか?」
  • 「過去が一番上なんですね」

とかそういう自分が気になったことを口に出せば、相手は意気揚々と語ってくれることが多い。実際にこれをいろんな人にやってもらうと、こんな単純なものでも驚くほどその描写が違うので、検査とは言われると眉唾な感じがするが、「語りを促進するためのツール」と捉えると面白い。実際、ライフヒストリーグラフを心理面接で使うことはよくありますしね。同じような位置づけです。

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