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思考中断法とは

思考中断法

自分でできる心理療法として、行動療法の1つである思考中断法というものがあるが、僕が知っていることをここにまとめておきたいと思う。

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思考中断法とは

思考中断法とは、認知行動を変化させる行動療法の1つである。言葉や状況の意味を変化させるのではなく、無意識的に没頭してしまう考えや思いを取り除く方法として位置付けれられている。つまり、日常的に無駄な考えが頭に思い浮かぶ前に排除するための訓練であり、強迫症や依存症などに用いられることが多い。

その手順

思考中断法の訓練を始める前の基本的な準備は、これを受ける者の考えが無駄で、”それは除去するに値する問題である”という点に同意してもらうことである。その上で訓練を開始するわけであるが、まず、訓練者に目を閉じてもらい、日常的に無駄な考えを言わせることから始める。

訓練者が無駄な考えを述べている最中に、指導者は急に”やめ!”と叫び、その後そのように考えが止まったかに訓練者に注意を向けさせる。これを数回繰り返し、訓練者に、自分自身で声は出さずに、”やめ!”と言って考えを止めるように進める。その時生じた思いや考えは戻ってくることもありうるが、いつでも繰り返しそれを中断させる必要があると伝えておく。その後も、望ましくない考えが生じる時に、それを抑えるよう努力してもらい、訓練者は、考えが浮かんできた瞬間にすぐに他のことに集中して、この考えを抑制しなければならない。

この訓練を繰り返し行うことで、訓練者の無駄な考えはどんどん弱くなり、ついには問題でなくなるというのが、思考中断法のゴールというわけだ。

プロセスの修正

ただし、これらの手順が失敗に終わった場合、当然ながら修正する必要がある。例えば、”やめ!”の合図に付随して十分不快に感じるだけの刺激を与えると、望ましくない思考を壊すのに成功することもある。不快に感じるのであれば、”つねる”とかそんなことでも良いと思う。

あるいは、楽しい考えを心に抱き続けるようにして、無駄な考えが浮かぶたびに手をあげるよう訓練者に指示する。手があがったらすぐに、指導者は”やめ!”という。すると、セッション進行に伴い、挙手はどんどん減少していく。例えば、30分間の治療で1分間に30回から3分間に1回へといったように。

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