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システム論とは?〜家族療法を念頭に置いて〜

システム論とは

※この記事は2020年1月に更新されました。

この記事は

  • システム論ってなに?
  • システム論の概要について知りたい!
  • 家族療法で言われいてる、システム論の中心的考え方がよくわからない

という疑問を持たれている方向けに発信しています。

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システムとは

という事で、さっそく結論から述べます。

システムとは、一定の規則性に沿って分類名を与えられた単体の集合であると定義することができます。

これは僕が抽象化した定義です。

その根拠は以下の通り、著名人の定義に基づいています。

まず、中釜先生は次のように述べています。

 システムとは、あるまとまりを持った全体のことをいう。なんらかの意味があれば、それら要素の集まりをシステムとみなすことができる

(引用:,家族心理学家族システムの発達と臨床的援助より)

一方、E.M.ロジャーズさんは

 システムとは、ある程度の構造を持ち、境界によって環境から分離している一組の単位である

(引用:組織コミュニケーション学入門 心理学的アプローチからシステム論的アプローチへ)

とこのように言ってるわけです。

そして3人目の吉川先生によれば

 システムとは、なんらかの集合体であるという前提があり、いわば『ある単位のモノの集まり』と考えられます。しかし、単に集まっているモノを指すわけではなく、そのモノ同士になんらかの関係が存在していなくてはならず、したがって、システムとは、『集まりそのものの実体』ではなく、『秩序を持った集まり』を示すものです。

(引用:家族療法 システムズアプローチの<ものの見方>より)

とのことです。

で、以上を3人の定義を勘案すると

「何らかの意味」・「ある程度の構造」・「秩序を持った」という表現が僕が定義した「一定の規則性」という部分に該当し、「要素の集合」・「一組の単位」・「ある単位のモノの集まり」という部分が「単体の集合」に置き換えられると考えられるのです。

ですので、この定義に沿って、「システム論」について掘り下げていきたいと思います。

一般システム理論

最初に言っておきたいのは、この「システム」という概念が、ベルタランフィーさんによる「一般システム理論」によって示されたものだということです。

で、「一般システム理論」では、「システム」に関する以下のような特性が述べられています。

  1. 「開かれたシステム」と「閉じられたシステム」
  2. システムの階層性
  3. サイバネティクス
  4. 直線的因果律と円環的因果律
  5. システムの機能・構造・発達

ですので、「システム」が有するこれら5つの特性について1つずつ触れていこうではありませんか。

※3〜5の項目については別記事で取り上げていきます(SEO対策のため徐々に更新)

開かれたシステムと閉じられたシステム

第一の特徴として、システムには、「開かれたシステム」と「閉じられたシステム」があるという分類があるそうです。

では、「開かれたシステム」と「閉じられたシステム」とは一体どんなシステムなのでしょうか?

開かれたシステムは、システム内と周囲との環境の間で情報やエネルギー、あるいは物質のやりとりがなされるが行われるシステムのことを意味します。

開かれたシステム

一方で、閉じられたシステムは、システム内と周囲との環境において先の資源のやりとりのないシステムを意味するのだそうです。

閉じられたシステム

したがって、「開かれている」か「閉じられている」かという区別は、システム内とシステム外における「境界」が開かれているか否かで判断できるということになりますね。

また、基本的に、生物により形成されるシステムは、開かれたシステムとされるため、「開かれたシステム」は「生物システム」が有する特徴であると考えられます。

そのため、「閉じられたシステム」は「非生物システム」が有する特徴ということになりますね。

システムの分類

という事で、これ以降は、「生物システム」について述べることを前提としますのであしかず。

理由は、タイトルにもあるとおり、家族療法のシステムズアプローチを念頭に置いてるからです。

家族は人間であり、人間は「生物」ですよね?

※3〜5の項目については別記事で取り上げていきます(SEO対策のため徐々に更新)

システムの階層性

続いて、システムの第二の特徴として、「システムの階層性」が挙げられます。

システムの階層性とは、僕らの社会が規模の異なる様々なシステムによって構成されているということを意味します。

言わずもがな・・・

で、冒頭で述べた定義に従えば、システムには一定の規則性が存在しますよね?

言い換えれば、その切り取り方によって、社会には、いくつもシステムが存在するということであり、それすなわち階層性が存在するということに繋がります。

例えば、社会全体を最大規模のシステムとして考えると、その社会は、学校、会社、地域などの社会と比して規模の小さいシステムによって構成されますよね?

また、地域システムは、様々な家族というシステムによって構成され、我々は、その家族システムの単体、すなわち、個人とし位置付けられるのです。

システムの階層性

ということは、

地域システムは、複数の家族システムを包括するシステムであるからして、家族システムからみればその上位システムということになります。

一方、地域システムの上位システムとして社会システムが存在することを考慮すれば、地域システムは社会システムの構成要素であるため、社会システムの下位システムとして位置付けられるのです。

この様に、あるシステムは、上位システムの要素である一方で、より規模の小さなシステムを含み、階層性を有している。

これこそが、システムの階層性だと言えます。

※3〜5の項目については別記事で取り上げていきます(SEO対策のため徐々に更新)

サイバネティクスとは

それでは続いて、システムが有する3つ目の特徴の「サイバネティクス」について触れたいと思います。

サイバネティクス」とは、システムにおける相互作用を重視する考え方です。

ちなみに、別記事を用意したので、詳しく知りたい方はリンク先を参照してください。

参考文献

最後にこのエントリーを作成するにあたり、お世話になった文献を紹介させてもらいます。

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