スポンサーリンク




統合失調症の症状とは?

統合失調症の症状とは

やまだです。

心療内科や就労移行支援施設で働いている僕が、統合失調症の症状について知識をまとめています。

障がいと言われると、どう対応していいかわからない」という方は、こちらの記事で統合失調症にはどの様な症状があるのか理解するための手がかりにしてください。

スポンサーリンク
スポンサーリンク




統合失調症の症状は大きく3つ

統合失調症の症状は、大きく3つに分類されます。

  1. 陽性症状
  2. 陰性症状
  3. 認知機能障害

ただし、統合失調症の発症にはその「前ぶれ」があるとされ、そのことを「前駆症状」と呼んだりします。なので、この「前駆症状」も入れると「4つ」になるので、まずは、ざっくり「症状の全体像」を理解しましょう。

統合失調症の症状の全体像

症状には経過があると知る

ただ、「前駆症状」とは言いましたが、これは「統合失調症の前ぶれ」的なニュアンスが強いです。ですので、「症状」に「時系列」という視点を入れると理解が進みますし、それが一般的です。したがって、「前駆症状」は「前駆期」とよく表現されます。ということは、これらの症状がどの様な経過をたどるかを理解しておくことも非常に重要だと言えるわけです。そしてその経過は以下の4段階にわかれます。

  1. 前駆期
  2. 急性期
  3. 消耗期
  4. 回復期

なので、この「時系列」と「症状」を照らしわせながら考えてみると、以下の様になります。

統合失調症の症状の経過

それでは、症状の有り様の全体イメージを膨らませたところで、各症状を掘り下げてみることにしましょう。

前駆症状

すでに触れましたが、統合失調症の「前ぶれ」が前駆症状です。

例えば、

  • 眠れない
  • 勉強や仕事に集中できない
  • 気分が落ち込む
  • 不安感や焦燥感がある

などの症状はこの「前駆症状」に該当します。これが、一過性のものであればまあ、「よくあること」で済まされるのでしょうが、これが持続すると日常生活にも影響があります。

例えば、昼夜逆転したり、仕事や学業の悪化、休みの日も外出しないなどの行動に繋がります。あるいは、身だしなみに気をつかわなくなったり、うつ病の人にも多いですが、口数が減り、自分の部屋に引きこもり、果てはお風呂に入らなくなるといったこともそうです。女性であれば、化粧もしなくなります。

で、このような症状を聞いて、そこのあなたはどう思ったでしょうか?

「いやいやいや、気分の落ち込みとか、勉強に集中できないとか誰でもあるっしょ?ただの、甘えやん」

と思ったのではないでしょうか?

おっしゃる通り、ここで言ってる前駆症状は、誰しもが経験するようなものだと言えます。故に、「ストレス」や「発達時期」、あるいは「その人の性格」によるものと混同しがちになります。しかし、そんな中でも、統合失調症に特有のものもあるのです。

統合失調症に特有の症状

その1つが、「極端に猜疑心が強くなる」というものです。

例えば、統合失調症の人は「FBIに追われてる」とか「食事に毒が盛られている」などのようなことを訴えたりします。そして、統合失調症の場合、このような「非現実的」な内容を「確信的」に話すことがポイントです。

以下の研究では、「妄想」を「精神病者に特有」、「被害的妄想心性」を「誰にでも見られる」として分類しその違いを以下を次のように示しています。

 一般に妄想は “それまでの経験や客観的事実と矛盾しており,ありえない内容であるにもかかわらず,他人からの説得や反証を受けいれずに維持される (訂正不能)誤った主観的確信で,知能の働きとは無関係である” とされる

(引用:被害的妄想心性と他者意識および自己意識との関連について,性格心理学研究,1999,第8巻,第1号,12-22)

他にも、「ひとり言」や「奇抜な話し方」、「支離滅裂な会話」などの症状も統合失調症に顕著な症状だとされます。

なので、そのような症状が急にあらわれたとしたら、注意深く観察するようにしましょう。

急性期に多く見られる、陽性症状

続いては、陽性症状について詳しくみていきます。

陽性症状は、統合失調症の発症初期、つまり「急性期」によく見られる症状だと言われています。陽性症状代表的な症状には、「自我障害」、「幻覚」そして、「思考障害」があるとされますが、統合失調症でよく具体例として出される「幻聴」は「幻覚」というカテゴリーの1つで、「妄想」は思考障害というカテゴリーの1つであることがわかります。

幻覚

繰り返しになりますが、幻覚は、急性期に現れる陽性症状の1つで、実際にはないものをあるように感じる事です。私たちは、外部からの情報を感覚器官でキャッチし認識しているが、統合失調症の人は、外部からの刺激なしで知覚が動き出すことがあるようです。

ですので、幻覚には、五感に応じたタイプがあるわけですが、統合失調症で特に多いのは、「幻聴」です。ですので、幻聴についてもっと詳しく知りたい方は以下を参考ください。

やまだです。 心療内科や就労移行支援施設で働いている僕が、統合失調症の精神症状の1つである「幻聴」についてまとめてます。 ...

思考障害

統合失調症によくみられる妄想は、この思考障害というカテゴリーの1つです。そして、妄想とは、ありえないことを事実だと強く確信している状態を言います。妄想はよく「思い込み」と勘違いされますが、思い込みは、だれかに指摘や助言をもらえれば訂正できるものです。一方、妄想は訂正ができず、周りからの指摘や助言を受け入れることができないものとされます。

「妄想」についてもっと詳しく知りたい方は↓↓こちら

やまだです。 心療内科や就労移行支援施設で働いている僕が、統合失調症の精神症状の1つである「妄想」についてまとめてます。 ...

自我障害

陽性症状の3つ目のカテゴリーは、「自我障害」です。自我障害は、一言で言えば、自分と他人の区別がつかなくなることです。自我障害には①誰かに操られている、②自分の考えが周りに知られている、③他人の考えにおかされる、といった3つのパターンがありますが、詳しく知りたい方は、↓↓を参照ください。

やまだです。 このエントリーでは、統合失調症の陽性症状のうちの1つである、自我障害についてお届けしたいと思います。 ...

消耗期にみられる、陰性症状

休息期の陽性症状が落ち着いてくると、お次は「陰性症状」がみられるようになります。陰性症状には①感情の平板化と②意欲の低下の2つが主たるものですが、統合失調症の方が社会復帰の際に問題となるのはどちらかといえばこの陰性症状だと言われます。その理由は容易く想像できると思いますが、陰性症状についてより詳しく知りたい方は以下を参照ください。

やまだです。 この記事では、統合失調症の症状である①陽性症状、②陰性症状、③認知機能障害のうち、②番の「陰性症状」について掘り下げた記...

第3の症状である、認知機能障害

最後は、認知機能障害についてです。認知機能とは、記憶力、思考力、判断力、注意力、計画機能、実行機能、統合機能などが含まれます。つまり、これらの機能が障害されるということは、日常生活にも支障があるということです。

具体的には、記憶力が低下すれば新しいことは覚えられないし、あるいは、思い出すことも困難になります。例えば、就労支援にて「今日何しましたか?」という質問や「次回はいつきますか?」という質問をすると、答えられるけど時間がかかる、あるいは、前者の質問は覚えてるけど後者の質問は答えられないなどのパターンがあります。その質問を事前に確認してるにも関わらずです。

また、統合失調症では特に「ワーキングメモリ」の機能の低下が知られています。これは、脳の構造とその働きドパミン仮説を考慮すればそりゃそうだろうなということですが、何をしようとしていたのか忘れたり、人の話や読んでいる本の内容などが頭に入らなくなったりすることがあるわけです。

※SEOの都合上、徐々に更新します。気になる方はブックマーク願います。

スポンサーリンク
スポンサーリンク




スポンサーリンク




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

関連記事

関連記事



AMP用の関連コンテンツ