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臨床動作法とは

臨床動作法とは   臨床心理初学者向けに臨床動作法についてまとめておきます。

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臨床動作法とは

まずは、臨床動作法について、

その特徴を4つほどピックアップして述べておこうと思います。

①成瀬悟策によって開発された日本独自の心理療法

②既存の理論や仮説から生まれたのではなく、偶然から着想され、全くの経験の中だけで、有効性のみを指標に発展した技法である

③言葉ではなく、クライエントの動作を主な媒体としている

④すなわち、体験の様式にアプローチする技法である

なので、ここから先は、それぞれの特徴について話を展開していこうと思う。

臨床動作法は、効果ありきで発展した技法

これは、臨床動作法の特徴の②が該当しますね。

歴史をつらつらと語っていくのは流石に面倒なので、ここは出来事を表にまとめたので以下に目を通していただきたい。

で、ここでのメッセージは何かというと、

「臨床動作法」はもともとは「動作訓練」がその発端ということです。

動作訓練の適応対象が拡大しそれが、動作療法となる

そして、「動作訓練」に効果があるとわかると、自閉症やADHDへ、ダウン症や知恵遅れ、目や耳が不自由な人へ、そして精神障害へと対象が広がっていきます。

では、精神障害者というのはどこにいるでしょうか?

病院ですね

つまり、その精神障害への適応がきっかけとなり、

心理療法、すなわち「動作療法」としての発展を遂げていきます。

精神分裂病者への試みが有効で、陳旧のクライエントの心が活性化したり、発作直後の興奮が早くおさまったりすることがわかった。カウンセリングで心が外に向いていて自分が語れないクライエントに、ある動作を試みると、心が内に向かい、自分を見つめやすくなるので、カウンセリングの補助法として有用としていたが、そのうちむしろ補助ではなく手法として心理治療のために役立たせることが検討された。言葉を主たる方法とするこれまでの治療法に対して、動作を主たる道具とする心理治療の開発で、これを動作療法とした

(引用:日本の心理療法,p127より)

それ以外の分野でも発展した動作訓練

さて、ここまでは臨床動作法の発端である「動作訓練」が「動作療法」として発展する経緯を述べましたが、それとは別に「動作訓練」がそれ以外の分野でも発展しく経路が存在したようです。

従来の臨床という概念からは離れるが、学習指導や生活指導などの教育活動をはじめ、スポーツ選手の競技練習上がり対策から芸術・創作活動などに至る、さまざまな人間活動の分野における心理的な援助活動として動作法が活用されはじめた。それらも含めて広義の心理臨床と考えられるので、動作訓練、動作療法などと分けるほうが不自然になったし、また両者が別々の治療原理や臨床技法と考えるのにも無理が出てきたので、両者を合わせた共通理論・共通方法論に拠るものとして臨床動作法と総称することになった。

(引用:日本の心理療法,p128より)

と、このように述べられています。

そして、何故これらの経緯について話を引っこ抜いてきたかというと、概念図式を明らかにするためです。

ここまでの話をまとめると、臨床動作法は次のようになります。

臨床動作法の全体図

これで少し、臨床動作法の全体図が明らかになったのではないでしょうか。

続いては、臨床動作法それ自体の特徴を見ていくことにします。

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