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睡眠薬の使い分けについて

睡眠薬の使い分け

さて

今回は、睡眠薬の使い分けに関するエントリーです。

これまでに不眠の症状などについて解説してきましたが、

この記事では

①すでに処方薬をのんでいるが効果が感じられない

②不眠症で市販薬をのんでいるが、効果が感じられない

③不眠症のためこれから薬を飲みたいが、どんな薬を飲めばいいのかわからない

このような人たちを対象としています。

ですので、このエントリー読むことで、

①の方⇨本当にあなたの症状に合った薬をのんでいるのかどうかがわかる(あってない場合は薬を切り替えてもらう、あってる場合はCBTを検討)

②と③の方⇨これからあなたがどのような薬を処方してもらえばいいのかがわかる。医者の信用を測るヒントを得ることができる

以上のような状態になっていることが期待できます。

なので、そのことを常に念頭に置きながら読み進めてください。

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不眠のタイプ別の使い分け

それでは早速ですが

あなたの症状に合った薬を選定するためのプロセスは次のようになります。

①あなたの不眠症状を把握する

②薬の持続時間を把握する

③上記2点を勘案したマッチングをする

ざっくりこんなイメージを持っておけばいいでしょう。

不眠症状については、⬇︎⬇︎で詳しく述べていますが

何を隠そう、僕は心療内科で働いていたりするのですが、 インテークで聞き取りしてると、まあ、不眠の症状を訴える人が多いで...

この内容について要点だけまとめると以下の通りです。

①寝つきが悪い(入眠障害)

②夜中に何度も目を覚ます(中途覚醒)

③起床予定時間より早く目が覚め、以降眠れない(早朝覚醒)

④眠った実感がえられない(熟眠障害)

この症状に応じて医師は処方する薬を検討するわけですが、

その際の1つの基準が『薬の持続時間』というわけです。

※作用機序や代謝経路、副作用、その他の薬剤との飲み合わせに関する問題ももちろんありますが、説明を簡便にするためにここでは『薬の持続時間』のみについて触れています。

不眠のタイプの例を考えてみる

例えば、この世に存在する睡眠薬はXとYの2つのみだと仮定します。そして、睡眠薬Xは薬の持続時間が1時間、一方、睡眠薬Yは薬の持続時間が8時間だとします。このような世界で、不眠症状を訴える患者Aが現れました。患者Aの訴える不眠症状は、『入眠障害』のみである場合、あなたなら睡眠薬Xと睡眠薬Yどちらを処方するでしょうか?

愚問ですね。睡眠薬Xです。

患者Aは『寝つきが悪い』ということを訴えているにすぎず、1度眠りにつけば、朝まで目がさめることもないということです。

したがって、入眠の問題さえ解消できれば、薬の効果が続いてる必要はないわけです。

なぜなら、薬の効果が持続しているということは、副作用のリスクに晒されてているということでもあるからです。

ただし、『入眠障害』に加えて、『中途覚醒』なる症状があれば、睡眠薬Yが適切でしょう。

なぜなら、睡眠薬Xでは効果が1時間しかないので、寝つきはよくなっても、『夜中に何度も目を覚ます』という症状はなくならないでしょう。

持続時間による薬の分類

以上説明した通り、睡眠薬は、不眠症状に応じて使い分けをする必要があり、持続時間によって分類がなされています。

そして、大まかに、

①超短時間型

②短時間型

③中間型

④長時間型

の4つに分類されます。

これを症状に照らし合わせ、どのタイプの睡眠薬が適切なのか表にしたものが以下です。

持続時間による薬の分類

この様に、ある程度照らし合わせをした上で、

医師から薬を処方してもらう様にするといいでしょう。

ただし、実際には、各分類ごとに似た様な薬がたくさんありますので、

目安程度にこちらも表をつくっておきましたので、ご参考ください。

超短時間と短時間型

中間型と長時間作用型

一過性の不眠の場合は、超短時間or短時間作用型

おわかり頂けた通り、4種類のBZD系の睡眠薬は、不眠のタイプによって使い分けがなされます。

不眠症の分類を詳しく知りたい方は⬇︎⬇︎⬇︎から

不眠の4大症状については、別エントリーで述べましたが、今回はそれらの症状が世代ごとにどの様に異なるか?どの様な経過を辿るのか?そして...

見出しにもある通り、一過性不眠の場合、超短時間作用型あるいは短時間作用型の睡眠薬が用いられます。というのも、一過性不眠の場合、主症状としてあらわれるのが入眠障害だからですね。ガイドラインにも次のような記載があります。

 この場合の不眠では、入眠困難が主症状であることが多く、超短時間作用型の睡眠薬が適応となる。時差ボケでは、4時間〜5時間以上の時差がある距離をジェット機で移動した場合に、体内時計はまだ日本の時間のままなのに現地の生活時間に合わさなければならなくなるため、体内時計と現地時間の間に脱同調を生じ、そのために不眠や日中の眠気などの体の不調和状態が維持的に出現する。旅行中や帰国後に長短時間作用型や短時間作用型の睡眠薬を数日間服用することでかなり時差ボケ症状を軽減できる。

(引用:睡眠障害の対応と治療ガイドライン,p102より)

この種の睡眠薬は半減期が短く、翌日の持ち越し効果などの副作用が生じにくいため、入眠障害にはうってつけというわけです。

超短時間作用型には、マイスリー(ゾルピデム)、アモバン(ゾピクロン)、ルネスタ(エスゾピクロン)などがあります。

短時間作用型には、デパス(エチゾラム)、レンドルミン(ブロチゾラム)、リスミー(リルマザホン)、エバミール&ロラメット(ロルメタゼパム)などがあります。

中途覚醒や早朝覚醒には、中間作用型or長時間作用型

一方、中途覚醒や早朝覚醒がメインのタイプには、中間作用型や長時間作用型が適用されます。

というのも

先ほどの表を見てもらうとわかるように、中間作用型は、消失半減期が15〜24時間ほどあります。ということは、薬によっては次の日の寝る頃にも、血中濃度がた保たれているということになりますよね?

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