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統合失調症のドパミン仮説とは?

やまだです。

本エントリーは、統合失調症の症状に関係しているとされる

ドパミン仮説について深掘りをしていきます。

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ドパミン仮説とは?

ドパミン仮説とは、「統合失調症の病態(主に陽性症状)を引き起こしてる原因と考えられている仮説の」ことです。

この仮説が支持される背景には、ドパミン受容体拮抗薬という種類の薬が統合失調症の症状を抑えていることにあるようです。

つまり、

「統合失調症の症状はドパミンが原因じゃね?だって、ドパミンの量をコントロールする薬使ったら、症状軽くなったもん」

っていう主張なんですね。噛み砕くと。

統合失調症の原因は脳?

統合失調症は、「性格の異常」だとか「心の病気」だとか、色々なことが言われていますが、ドパミン仮説の立場からすれば、その原因は「脳」だということになります。

なぜか?

ドパミンは、脳で分泌されている神経伝達物質の1つだからです。

神経細胞とは?

神経伝達物質を説明する前に、まず神経細胞について理解する必要があります。

なぜなら、神経伝達物質の役割は、神経細胞の間の情報を橋渡しすることだからです。

そして、脳内には、無数の神経細胞がネットワークを作り上げ、思考や感情などの情報を伝え合っています。

下の画像で示した緑の雪印マークから線が伸びているもの、これが「神経細胞」です。

この図では、神経細胞のほんの1つを拡大したにすぎませんが、実は「○億」という単位でこの神経細胞が存在しています。

脳の神経細胞

で、これが先ほどの神経細胞をもう少し拡大したものですが、このように、神経細胞が脳内には張り巡らされているわけです。

神経細胞

そして、ここからが重要なのですが、画像を見てわかる通り、神経細胞同士の間には、「スキマ」があります。

赤枠で囲った部分ですね。

これを「シナプス間隙」と呼びます。

シナプス間隙とは?

この「シナプス間隙」を拡大するとこんな感じになってるわけですよ。

ピンク色の小さい粒が「ドパミン」だとイメージしてください。

つまり、この粒々が情報を運んでます。

シナプス間隙

でも、神経細胞の役割は、「情報の伝達」ですから、神経細胞同士の間にスキマがあると困りますよね?何が困るって、このままでは神経の向こう側に情報を伝達できません。では、どうするのかというと、ここで「神経伝達物質」が登場するわけです。

神経伝達物質、覚えてますか?

ドパミン」のことです!

つまり、ドパミンやセロトニンなどが、片方の神経細胞から受け取った情報をもう片方の神経細胞に届ける役を果たしているわけです。

例えるなら、大陸から大陸に人を運ぶ、船とか飛行機みたいなもんですよね。

因みに、神経伝達物質には、ドパミンの他にもセロトニンやアセチルコリンなどそれ以外にも多く発見されています。

神経伝達物質とは

ドパミン仮説=脳内のドパミンの過剰放出?

通常ですと、このドパミンの放出量のバランスが保たれているのですが、統合失調症において症状が見られる場合、ドパミンが過剰放出された状態となっているということです。

下の画像では、左側がバランスの取れた状態。右側が統合失調症で症状が出ている人の状態です。右側の方がピンク色の粒々(ドパミン)が左側に比べ多いですよね?

統合失調症とそうでない人のドパミンの量の違い

すると、神経細胞は、必要以上の情報を受け取ることになりますから、過活動の状態になりますが、ドパミンは、前頭葉を中心に分布する脳内物質だと言われています。

では、前頭葉の役割はなんだったかというと、

物事を理解、判断したり、創造したり、思考や意欲、感情などをコントロールしたりすることです。

つまり、これらの機能が過剰になるというわけです。

で、ドパミン受容体拮抗薬を使うと、この症状がおさまるので、じゃあドパミンが作用しすぎてることが原因だよね?ってな話につながるんですね。

これがドパミン仮説です。

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