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【不眠症の薬物療法】ベンゾジアゼピンと非ベンゾジアゼピン系薬剤の違い

ベンゾジアゼピンと非ベンゾジアゼピンの違い

このエントリーでは、ベンゾジアゼピン系薬剤と非ベンゾジアゼピン系薬剤の違いについて解説します。

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ベンゾジアゼピンと非ベンゾジアゼピンの違い

結論から述べます。

この2つの違いは、

『薬が作用するしくみ』です。

厳密にいうと、

ベンゾジアゼピン系の薬に比べ、非ベンゾジアゼピン系薬剤は『効果が高く、副作用が少ない薬』だと言われています。

ということで

その理由をここから理解していきたいと思います。

普通に眠れる人の脳内環境

そのためには、まず、健常な人がどの様な状態にあるか知る必要があります。

そのイメージ図が以下です

眠れる人の脳内

人間の脳には、『受容体』というものがあります。そして、この受容体に『眠気の元』が収まることで、眠気が生じる訳です。

ちょっと意味わからないと思うので

例えをいくつかあげます。

それでどうにかピンときてください。

カギ穴とカギの関係性

これはよくこの説明を理解するための例えに用いられます。

受容体=カギ穴

眠気の元=カギ

眠気=ドアが開いて家に入れる

それぞれの要素を置き換えるとこんな感じですね。イメージつきましたか?

進撃の巨人に例えると、ジークとエレン

これは進撃の巨人読んでる方にしか伝わらないかもしれませんが、わからない方は読んでください

受容体=エレン

薬=ジーク

眠気=始祖の力

こんな感じですね

つまり、眠気(始祖の力)っていうのは、受容体(エレン)だけでは、生じない(始祖の力を行使できない)ということです。

これが伝わったらいいですね。

したがって、眠れない(不眠症)の人の脳内環境というのは、イメージ図としてこの様になります。

眠れない人

『眠気のもと』がないということですね。

ベンゾジアゼピン系の薬のしくみ

では、眠気を生じさせるためにはどうしたらいいのでしょうか?

そこで、『眠気の元』を人為的に作り出したのが『薬』なわけです。

つまり、体内に『眠気の元』がないのであれば、無理やり体外から摂取して眠気を生じさせるしかないでしょ!

そこで、この様な人のために、『眠気のもと』を薬として代用したのが、『ベンゾジアゼピン系の薬』というわけです。

ベンゾジアゼピン系の薬

これがベンゾジアゼピン系の薬の仕組みになりますが、では、非ベンゾジアゼピン系の薬との違いは一体なんでしょうか?

非ベンゾジアゼピン系の薬のしくみ

それをここで説明しましょう。

そのために、ベンゾジアゼピン系薬剤についてもう少し掘り下げたいと思います。

先ほどは簡易化のため、『受容体』の種類について説明しませんでしたが、実はベンゾジアゼピン系の薬剤が作用する受容体には、『オメガI型受容体』と『オメガⅡ型受容体』なるものがあります。これは、『犬』には、『柴犬』と『ゴールデンレトリバー』がいますよ的なことだと思ってください。

で、ここからがポイント。

ベンゾジアゼピン系の薬(ハルシオン)の場合、このI型・II型どちらの受容体にも作用するのですが、そのうち眠気を誘発する事ができるのは『オメガI型受容体』に作用した場合のみになります。では、『オメガⅡ型受容体』に作用するとどうなるのでしょうか?この場合、『ふらつき』や『筋弛緩作用』が生じます。こういった症状が『副作用』と呼ばれるわけです。

ベンゾジアゼピン系の薬の副作用

そのため

この様なベンゾジアゼピン系の薬剤の問題点ありきで生まれたのが、非ベンゾジアぜピン系の薬剤です。つまり、非ベンゾジアゼピン系は、『オメガI型受容体』への親和性が高い薬剤であると言えます。

言いたい事伝わってるでしょうか?

別の言い方をすれば

非ベンゾジアゼピン系薬剤は『オメガII型受容体』には作用しづらい薬という事です。『オメガII型受容体』に作用が少ないということは、筋弛緩やふらつきなどが少ないというとになります。一方、『オメガI型受容体』に作用するということは、より眠気を誘発しやすいという意味なので、ベンゾジアゼピン系の薬に比べ、非ベンゾジアゼピン系薬剤は『効果が高く、副作用が少ない薬』だと考えられるのです。

非ベンゾジアぜピン系の薬のしくみ

ちなみに、非ベンゾジアゼピン系の薬には、アモバン、マイスリー、ルネスタなどがあり、これらは入眠障害(寝つきが悪い)に使われます。

不眠症の症状については、⬇︎⬇︎⬇︎こちら

何を隠そう、僕は心療内科で働いていたりするのですが、 インテークで聞き取りしてると、まあ、不眠の症状を訴える人が多いで...

以上が、ベンゾジアゼピン系の薬と非ベンゾジアぜピン系の薬の違いです。

おわかりいただけたでしょうか。

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