集合的無意識についてのまとめ記事。
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集合的無意識(Collective unconscious)とは
集合的無意識とは、ユングの分析心理学における中心概念で、人類が普遍的に持つ無意識のことである。ユングは、世界各地の神話に共通する内容があり、それは集合的無意識が存在するからだと考えた。集合的無意識に存在する心的イメージは元型(アーキタイプ)と呼ばれている。
元型(アーキタイプ)の代表例
アニマ・・・男性が持つ、女性的な側面
アニマス・・・女性が持つ男性的な側面
老賢人・・・父なる存在。権威、倫理、秩序を表す偉大なる存在。
グレートマザー・・・母なる存在。愛情や成長を表す慈悲なる存在。
ペルソナ・・・仮面。社会に表出してる適応的な側面。
シャドウ・・・影。社会に表出していない否定的な側面。
新フロイト派
フロイト以降の精神分析学派で代表的な人物を紹介しておく。
新フロイト派は、社会的・文化的要因を重視した精神分析学派である。治療における患者と治療者の関係性を重視し、「関与しながらの観察」を提唱したサリヴァンと「自由からの奔走」を提唱したフロムが有名である。