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三項随伴性(ABC行動分析)とは

行動分析

三項随伴性とは、行動療法を行う前に用いられる行動分析のことをいうが、その際の行動を先行条件(弁別刺激)⇨行動(反応)⇨結果という3つの項目から分析しますが、先行条件(Antecedents)、行動(Behavior)、結果(Consequences)それぞれの頭文字をとってABC分析とも呼ばれます。

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三項随伴性の具体例

とは言っても、上記の説明だけではなかなかわかりづらいと思うので、具体例を考えてみたい。例えば、あなたがあなたの部下、あるいは子供に部屋の掃除を頼むとして、

あなたは、”掃除しておいて”という指示を投げかけ、その要求どおりに相手は”掃除”をしてくれ、それに対しあなたは”ありがとう”と労いの言葉を投げかける一連の流れが行われる。そして、このような人の行動の流れを、三項随伴性の枠組みに当てはめると次のようになる。

行動分析の例

以上のように、人の営みを先行条件(Antecedents)、行動(Behavior)、結果(Consequences)と分けて考えることこそが三項随伴性であり、行動分析だということになる。

ただし、この分析を行う際には、手順をよく理解せねばならないのだが、その際は、①行動、②その行動のきっかけとなった先行刺激、③その結果、という順番に考えるのがセオリーである。

人の”認知”を考慮する

この三項随伴性の刺激(A)や結果(C)を操作することで、人の行動を増減を導こうとするのがいわゆる”オペラント条件づけ”なのですが、ここでは、その操作を行う際の個別性について、つまり、”認知”に該当するであろう部分に触れておきたい。というのも、この理論に沿って他者とかかわったとしても、必ずしもその通りにいくとは限らないからである。では、なぜそのようなことが起きるのかというと、人それぞれ物事の捉え方が異なるからであろう。

先ほどの例で言えば、”掃除をして”という指示に対し、その相手が掃除をして、”ありがとう”ということで、掃除の指示者は、受け手の掃除をするという行動が増加するであろうという目論見の下”ありがとう”という言葉を発したとしよう。つまり、指示者は、掃除をしてくれた”報酬”として”ありがとう”を用いたことになる。そして、その”ありがとう”という言葉を投げかけたことにより、”掃除をしてくれる頻度が増加”したならば、それは”正の強化”として有効だったことになる。しかし、それにより、”掃除の頻度が低下”したならば、これは”正の弱化”ないし”負の弱化”ということになる。仮に、正の弱化だとしたら、受け手側は、「何で当たり前のことしただけで感謝されなきゃいけないんだよ。バカにされてんのかな?」と考えているのかもしれない。もしくは、負の弱化だとしたら、「ゴロゴロする至福の時間が奪われた」と考えているのかもしれない。このように、人によって”ありがとう”という言葉をよく捉える人、悪く捉える人、どっちでもいい人というように、その解釈の仕方は異なるのである。そして、その意味は、もちろん状況によって異なってくる。だからこそ、刺激(A)や結果(C)を操作する際には、個別性を意識することが重要だと言える。

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