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遊戯療法(play therapy)とは

アンナ・フロイト(防衛規制etc)とメラニー・クライン(対象関係論etc)が開発した遊戯療法についてのまとめ。

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定義

遊戯療法とは言語能力が未熟で内的な世界を言語で表現することが困難なこどもを対象に、遊びを媒介として自己表現を促す心理療法のことを言います。子供は十分な言語表現活動を行えないため、遊びにこそ、その内的な世界が現れるという考えに基づいています。

特徴

遊戯療法を行うには、誰にも介入されず自由に遊べる空間を準備する必要があります。そして、そのために、玩具や遊具を備えた空間がプレイルーム(遊戯治療室)と呼び、このプレイルームにて遊戯療法が行われるわけです。だいたい、週1回、40-50分で行われるのが標準的とされている様です。

カウンセラーは、子供の主体性を尊重し、受容的に接する。そうすることが、子供にとって、”ここでは何をやっても自由であり、守られている”と感じるのである。その様な関係があってこそ、子供は安心して自己表現ができ、内的な葛藤を解決し、自己成長に向かうと言える。

そのためには、アクスラインの8原則に基づき、自由に遊べる空間を作り上げ、子供とカウンセラーの安全を確保するための制限も用意しなければなりません。

アクスラインの8原則

この制限があることにより、子供が不必要な心配や罪悪感を抱くことなく、安心して自己表現をすることが可能になる。

①良い治療関係(ラポール)を形成する

②あるがままの受容を行う

③許容的雰囲気を演出する

④適切な情緒的反射を行う

⑤こどもに自身と責任を持たせる

⑥非指示的態度をとり、治療者は子供の後に従う

⑦変化は長い時間を必要とするため、進行を急がない

必要な制限を与える

必要な制限とは

具体的には、

①時間を守る

②場所を守る

③用具の持ち帰りの禁止

④過度な攻撃・破壊の禁止

⑤過度な感情表現の表出の禁止

などが挙げられる。

治療者あるいは、自身に対する攻撃や、遊具などの破壊や持ち出しなどの行為は禁止させる意図は、治療者および子供の安全確保と、子供の自己表現を促進する意味がある。

例えば、子供がわがままを言い出した時に、それを制限することで子供は、怒りや悲しみを表現するかもしれない。逆に言えば、それを禁止しないことは、怒りや悲しみを表現する機会の損失させることになると考えるのです。

代表的な遊戯療法

遊戯療法には、代表的な3つの療法があります。

児童中心療法

児童中心療法は、クライエント中心療法を子供に当てはめた技法のこと。ロジャースの弟子にあたる、アクスラインが提唱した。

精神分析的遊戯療法

アンナフロイトとクラインの対照的な理論は有名であるが、アンナは、子供の超自我が未発達であることを指摘し、治療を進めるにあたって親や教師との連携が不可欠であると考えた。つまり、子供との現実的な関わりを重視し、遊びの中で示される無意識の葛藤を象徴的に解釈する様な、子供の精神内界に深く踏み込む事には慎重な姿勢をとった。

一方、クラインは、フロイトの考えよりも早く、3歳くらいの子供にもすでに超自我が形成されていると考えた。簡素な部屋と自分専用のおもちゃを用いて、子供が遊びを通して示す不安を言語によって解釈することで、子供は洞察を深める事が可能であるとみなした

関係療法

関係療法は、オットー・ランクの意志心理学に基づいて、アレンが提唱した。これは子供の意志を尊重し、子供の自己治癒力を引き出すために、子供とカウンセラーの関係を重視するといった心理療法である。

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