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【図解あり】ロゴセラピー(実存分析)とは

ロゴセラピー・実存分析

オーストリアの精神科医学者であるフランクルが提唱した、実存主義の心理療法である、ロゴセラピー(実存分析)について解説する。ロゴセラピーは、人間性心理学に依拠するアプローチでもある。

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ロゴセラピーとは?

 ロゴセラピーは、人間をいかなる状況でも価値を追求する自由と責任をもつ存在とし、人生に価値と目的を見出せない時に空虚感を経験し、欲求不満状態に陥るという考えの下、アプローチする技法である。ロゴセラピーは”実存分析”とも呼ばれるが、人間学的側面を実存分析と呼び、治療的側面をロゴセラピーと呼び区別することもある。そして、ロゴセラピーでは、”意味への意志”が重視される。

 代表技法には、反省除去や逆説志向がある。反省除去とは、意味や価値のあることに注意を向けさせて症状から解放させる方法。例えば、赤面を治したい人に、”勉強に集中しろ”と支持して、勉強に注意を向けさせることがある。逆説志向は、症状を過度に意識する患者に、敢えて意識させる方法。例えば、不安を抱きやすい患者に、より不安を抱かせることなどがある。これも同様に、赤面を治したい人に、”もっと赤面しろ”ということで、赤面が改善させる方法がある。

この2つの代表例については、後ほど補足を加えておく。

ロゴセラピーの理論背景

 フランクルが唱えた元来の思想を実存分析とも呼ぶが、それは間が、身体・心・精神の3次元から構成される全体的存在だという前提が基盤にある。そして、この考え方は人間性心理学に由来するまた、実存分析では、身体と心に対して意識的な態度をとる自由と責任を持つことから、精神をその本質とみなす。故に、人間の持つ意味への意志、つまり、意味と目的を発見し、それを実現しようとする基本的努力が重視されているのである。

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フランクルが提唱した価値の説明

 ロゴセラピーの治療の最終目標は、患者が人生の目標と目的を見いだすように援助することだが、人生において実現すべき意味として、フランクルは提唱した3つの価値領域があるのでそれを解説しておく。 

3つの価値領域

 ”創造価値”は、仕事や芸術など何かを行うこと、つまり活動し創造することによって実現される価値である。 ”体験価値”は、自然や芸術、誰かを愛するなど、何かを体験することで世界から何かを受け取ることによって実現される価値である。 ”態度価値”は、病気・死。過去・障害など自分ではどうしようもできない状況、変えることができない運命に直面した時、そこで取るある態度によって実現される価値である。

ロゴセラピーの適応

ロゴセラピーは、主に、以下のようなクライエントに対し用いられるが、その代表技法である、反省除去や逆説志向は、基本的に、一般の神経症のクライエント対して用いられる。それ以外は、実存的対話が行われる。

ロゴセラピーの適応

反省除去と逆説志向はいずれも、人間の精神が持つ心理反応に対する抵抗力を利用するものである。

逆説志向

 逆説志向は主に強迫神経症・恐怖症・不眠症などに適用される。不安や恐怖を感じる、まさにそのことを実際に行うようにさせ、それが起こるように望ませる方法である。患者が恐怖の対象を恐れてそれを避けようとするほど予期不安が高まる。この悪循環を断ち切るために、恐るものそのものを自ら指向し欲することが勧められる。これをユーモアとともに行うのである。つまり、不安から逃げずに逆に不安に立ち向かわせるのである。

反省除去

 反省除去は、自分や行為についての、あるいは行為の結果についての過剰な反省や自己観察を除去する方法である。症状それ自体を解消させるよりは、むしろ自分の注意を、この注意が集中している症状から解き放すことの方がしばしば重要になる。反省除去は、結局、自分自身を無視することを意味する。病的事象からの自己離脱をはかって症状から注意をそらし、生きる意味や価値の創造を志向するようにさせる。反省過剰の臨床とともに反省除去の技術適用として、考えること、眠ること、創造すること、が取り扱われている。

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