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交流分析とは

交流分析

臨床心理学における、交流分析についての理論や特徴をまとめておきます。

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交流分析とは

交流分析とは、アメリカの精神科医バーンBerne,E.)が、「互いに反応しあっている人々の間で行われている交流を分析すること」を目指して開発された、対人関係に関する理論とそれに基づく技法。交流分析の目的は、人が強迫的に従ってしまう対人関係の様式を発見し、新しく適切な対人関係の様式を再構築することである

交流分析の特徴

バーンは、交流分析という、名前からして”人間関係の中の自我構造”を唱えているところに特徴がある。また、交流分析は、図式化されやすいところ、知的に気づきが得やすいところも特徴だと言える。ただし、気づいたことを解消していくのは、情動を伴うゲシュタルト法やサイコドラマを用いるのが良い。

交流分析の理論

理論上は、精神分析から出発しているが、交流分析は、人間性心理学の中に位置付けられることが多い。なぜなら、人は、自分の存在を他者に認めてもらうために交流(ストローク)を求める強い欲求があるという、基本的な人間観やコミュニケーション観、無意識を仮定せずに「今・ここ」を重視するからである。また、技術面からは、精神分析よりも認知行動療法と共通するものを多く含んでいるとされる。

5つの分析

交流分析の特徴は、心の構造や機能を、記号や図式を使ってわかりやすく説明するところにある。具体的には、構造分析、やりとり分析、ゲーム分析、脚本分析の4つがある。

構造分析(エゴグラム)

構造分析では、人に「親の心・大人の心・子供の心」という3つの心があると仮定する。さらに親の心が2つに、子供の心が2つに分類され、以下の5つに分類される。

①批判的な親の心(CP) 規律・道徳を重んじる

②養護的な親の心(NP) 保護・優しさを重んじる

③大人の心(A) 現実的な判断・理性を重んじる

④自由な子供の心(FC) 自由・解放を重んじる

⑤順応した子供の心(AC) 適応・協調を重んじる

これら5つの心は、エゴグラムと呼ばれる質問紙で測定できる。その結果で、対人関係に置いてどのような側面を重視しているかがわかる。エゴグラムは、デュセイ(Dusay,J.M.)により考案された。

ストローク分析

ストロークは、”なでる”とか”さする”という意味で、親が赤ちゃんを撫でるところから人間関係の基本であると考える。まず、このストロークを、受け手にとって”良い感じ”のプラスストロークと”マイナスのストローク”の2種に分け、さらに身体接触のあるものとないもので2分類する。これら”良くできたから褒める”という条件付きと、”おまえがいるだけでいい”という無条件に分けると計8種類になる。この8分類のストロークを自分が与える量と、自分が受ける量に分けると16種類になる。この量を棒グラフにすることで、自分の人間関係のあり方がわかるようになる。

やりとり分析

二者間における相互にやりとりする言葉や態度が、どの自我状態から出ているのかをベクトルで分析するもの。この交流パターンは、相補的交流、交差的交流、裏面的交流の3つに分けられる。

ゲーム分析

悪循環に陥った対人関係のパターンであるゲームを分析するもの。個人がもつゲームの内容を明らかにし、それを修正することを目的とします。交流分析の中核をなす。

脚本分析

親からの否定的メッセージによって形成され、人が強迫的にしたがってしまう人生脚本を分析する。その内容を知って、”今、ここ”で書き換える決断をし、新しい人生を歩み出すことが交流分析の最終的な目的とされる。

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