ビネー式知能検査

ビネー式知能検査についてまとめました。

ビネー式知能検査は、ビネーが開発し、シュルテンの考案した知能指数の概念を取り入れ、ターマンによって実用化された検査です。

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ビネー検査の特徴

ビネー式知能検査に共通した特徴に以下のような3つの項目がある。

知能観

ビネーは、知能を傾向の束のような全体的な存在であると捉えた。具体的には、判断力・理解力・批判力・方向づけ・工夫力を想定した。

通過率

問題は、各年齢群の子供の50-70%が正当できる問題を選定してある。(標準問題)

測定内容

要素に分解しない一般知能の測定。

ビネー検査の機能

ビネー式知能検査は、以下の2項目を測定・算出する。

精神年齢を測定

各年齢群の児童の50-70%が正解できる項目をその年齢の標準問題として設定する。例えば、10歳の子供の50%が正解する項目であれば、それは10歳用の問題として使われる。10歳の児童が10歳用の問題には正解できるが、11歳の問題に正解できない場合、その児童の精神年齢は、10歳と判定される

基底年齢 Basal age(関連用語)

基底年齢とは全ての問題が合格できる年齢級に”1″を足した年齢のこと。

知能指数の算出

知能指数(IQ)は、シュルテンによって発案された概念。以下2通りの算出方法がある。

生活年齢と精神年齢の比

具体的には、精神年齢÷生活年齢×100で算出される。

例えば、実年齢が12歳で精神年齢が15歳の場合、15÷12×100=IQ125となる。

同年齢集団内での位置を基準とする

対象集団の中の相対的な位置から算出する方法で、これを偏差知能指数(DIQ)と呼ぶ。

DIQは、田中ビネー式知能検査において用いられ、平均的な知的能力と比較してどの程度の知的能力を持っているかを示すことができ、成人も測定対象に含まれる。

ビネー式知能検査の欠点

ビネー式知能検査は世界初の知能検査であり、広く普及する所となったが欠点もあった。

概観的知能検査

1つは、全体的な知能の発達度はわかるが、知的能力ごとの違いはわからない点があげられる。例えば、児童によって、言語能力が優れてるのか、計算能力が優れてるのかは違いがあるが、その細かい違いがわからない。ゆえに、その違いを明らかにする検査として、ウェスクラー式知能検査がある。

児童のみが対象の検査

もう1つの欠点は、児童のみを主な対象としている点である。精神年齢は成人以降意味をなさないことが多い。先の田中ビネー式知能検査の説明の際に、成人も測定対象に含まれると記述したのはこの欠点があったため。

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