固有の感情を見抜く方法

”洞察”とは何か?を考えるエントリー。下記記事からの続きです。 ↓↓『で、相手の何を観察すればいいの?って話』 こ...

前回からの続き記事。洞察の一側面的な定義として、「行動から感情を見抜く」という話を綴りました。では、具体的に何をすればいいのか?というのが今回のエントリー。

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他者の感情を意識して行動(体験)を追う

前提として相手と二人で話し込める関係にある事を想定してる。その際に、相手の”感情”に焦点を当てて話を進めるわけだが、具体的にどうするかと言うと、”体験”を話してもらう工夫が必要となる。なぜなら、その体験と結びついている感情を探りたいからだ。この時の注意は、言語情報と非言語情報で感情を切り分けること。それは意識的か無意識的かにせよ、本心は顕在化しないことが多い。たまに、体験について話を聞くと事実関係しか話さない人もいるが、その言い回しや、ニュアンスなどに怒りや喜びが感じ取れる事が多々ある。あるいは、言葉では不安を語っていても、声のトーンが弾んでいたり、体の動きが意気揚々としてることなどもある。ゆえに、まずは、相手の体験を聞き尽くすという所から始まる。

感情を細かく区別する

体験を聞き尽くすということは、感情の種類を知ることになる。感情は何種類にも及ぶので、まずはそれらを快感か不快かですみ分けする。が、”本質”を探るにはこれだけでは足りない。故に、感情を学んだ意味がここにある。不快に該当する基本感情だけでも嫌悪、怒り、恐怖と3パターン存在する。これらの派生感情をも学び、細かく線引きをする。でなければ、”固有”の感情を見抜くことはできない。

個人内での感情を比較する

感情の整理が終わると、’怒り’や’愛’、あるいは、’恐怖’など特定の感情を異なる場面で繰り返し抱いてることがわかる。それを感情ごとにグループわけしてみる。すると、”快”と”不快”かを分けただけでもその人の感情の傾向が見えてくる。例えば、楽しさを語るよりも、明らかに怒りや不安を感じてる頻度が多いことに気づく。そういう人のことを”ポジティブな人”と呼ぶのかもしれない。

同様の作業をした他者と比較する

さて、ここまでは、特定の個人”内”で比較をしていた。しかし、これだけではその人の本質を見抜くことはできない。なぜなら、同様の作業をした他者との比べていないからだ。”固有の感情を見抜く”ということは、他との”違い”を知るということでもある。違いを知らなければ、”固有”かどうか、つまり、”その人にしかない感情”なのかどうかが分かりようがないからだ。その違いを知るために、比較作業が伴うわけだ。

例えば、お勧めの飲食店をAさんとBさんに聞いたとする。お店Xにしか行ったことのないAさん。お店X、Y、Zに行ったことのあるBさん。どちらも『お店Xがお勧めですよ』と言われたらどちらの言葉を重視するか?

特有の感情をあぶり出す

ここで話を感情に戻す。他者比較するとわかるが、万人共通にある場面では怒りを感じるし、楽しさを感じることもある。しかし、感情を細かく捉えられるようになると、同じ状況で、ある人は、”怒り”だけを抱いていても、別のある人は、”怒り”とともに”罪悪感”があったりもする。この2者間の比較だけでいうなら、”罪悪感”があるかないかがこの2人の違いというわけだ。つまり、後者に特有の感情は罪悪感であるし、前者に特有な度合いを持った感情が”怒り”だと言える。つまり、特有の感情を見抜こうとするとき、感情の”種類”と”度合い”が手がかりとなる。

積み重ねる

ここでは2者間での比較であったが、これを繰り返していくと比較基準が蓄えられていく。つまり、”比較対象が多ければ多いほど洞察の精度は高まる”ということだ。過去の人物を丁寧に洞察すると、目の前にいる他者との違いを感じ取れるようになるし、人間には、無意識的にせよそういう能力は備わっている。しかし、これを意識的にやることで、曖昧な線引きが明確なものへと変わる。言い換えるなら、”言語情報として人に伝える”ことができるようになる。ここまでできて、”洞察力がある”と言えるのだと思う。

終わりに

あくまで今回は、”感情”にスポットを当てている。しかし、これだけでは、”洞察の一側面”を知ったにすぎない。他者に注意を向け続け、疑い続け、考え抜いた末に、この”洞察”という言葉の本当の意味にたどり着けるのだと思う。

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